起業・仕事日記 職場改善活動

レビンのリーダーシップ論

おはようございます♪

㈱Smile System Supportの上石です(^^♪

 

今日はリーダーシップ論について書こうかと思います。

 

私は今、中小企業診断士の勉強をしているのですが、勉強のための本に書かれていたアメリカの心理学者レビンのリーダーシップ論が、私が研修をさせてもらっている5S活動に似ているので興味が湧きました。

 

レビンのリーダーシップ論は3つのスタイルに分類されています。

それが「放任型」「専制型」「民主型」です。

 

「放任型」は、従業員の集中力や意識が最も低いレベルで、まとまりのない組織。

5S活動の場合、経営者が従業員やっている5S活動を全く把握していなくて、やってもやらなくても認められず、活動自体に意欲がなっくなってしまっている状態に当てはまります。

 

「専制型は」リーダーがすべてを決定し、従業員が従うだけの組織。

5S活動でいうと、従業員からの意見に対して上長が聞く耳を持ってくれず、上司がトップダウンで活動進めて、従業員の士気を下げてしまっている状態に当てはまります。

 

「民主型」は、リーダーが従業員と協調しながら方向性を示す組織。

5S活動の場合、チームでしっかりで意見を出し合いながら計画を立てて進めている状態。こうなると従業員のモチベーションもアップして、活動だけでなく業務にも意欲的になっていきます。

 

レビンは、3つめの「民主型」が最も優れているとしたのですが、実務上は組織の成熟度合いに合わせてスタイルを使い分ける方がよいと言われています。

 

この「成熟度合いに合わせて」というのが、最近5S研修を行なっていてとても感じるところです。

 

例えば、創業したての未熟な段階の組織では、民主型よりもトップダウンの「専制型」が有効に感じます。

創業したては、創業者の想いがあり、勢いも大切なので「専制型」が一番ベストだと思います。

 

ある程度、自分たちの方向性が見えてきたり、事業自体が落ち着いてくると、次のことを考える時に創業者一人の力ではなかなか事業が拡大しません。

そこで「民主型」です。

従業員と共に考えることで、新たな展開が生まれやすくなります。

 

この移行がうまくいっている会社は、事業が自然と拡大していると思います。

逆にどちらかに偏ってしまうと、放任型のように従業員の意欲が薄れてきてしまいます。

 

自社の成熟度合いを見極め、従業員との関係性を構築することが、会社発展にはとても大切やなと思います。

 

私の行う5S研修は、この移行時で「民主型」を目指している組織には、とても成果が出やすい研修だと改めて思いました。

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