家庭の5S活動

【家庭の5S】うまくいかない原因は「なぜなぜ分析」で見つけ出そう

おはようございます♪

㈱Smile System Support の上石です(^^)/

 

今日は、家庭で5S活動を継続・成功させるために、月に一度の家族会議を開いて、1ヶ月の活動を振り返りましょうというお話をしました。

 

会議で集まり、計画を立て(P)、1ヶ月間で実行し(D)、1ヶ月後に集まって振り返り(C)、改善を行なって(A)、また計画を立てて1ヶ月で実行する。

このPDCAサイクルを回していくことで、確実に改善が進んでいきます。

 

今回はその中の「C(チェック・振り返り)」について詳しくお伝えします。

 

PDCAの「C(チェック)」の重要性

PDCAの中でいちばん重要なのでが「C」、活動を振り返ることです。

一度やってみた施策も振り返ってみないと、それがよかったかどうかわかりません。

そして、それをはっきりさせないまま進んでくと、いまいち住みやすくならないまま、改善が滞ってしまいます。

 

例えばうちの家は、

「読んだ後の新聞が、リビングに乱雑に放置されている」という問題がありました。

それについてみんなで考えた解決策は「寝る前に部屋をリセットする」でした。

 

これで1か月試した結果…

そもそもみんなの寝る時間が違うのでタイミングが合わず。

誰がやるでもなく、みんな他人事で「誰かがやってくれるだろう」という状態。

結局、新聞はリビングに放置されたまま。

 

その後、それについて振り返り・改善をしなかったので、そのままの状態が続きました。

そして私だけが「みんなで決めたんだから、みんな守ってよ!」とカリカリしてしまう始末。

 

このように、決めたけれども守られていないことはザラです。

1回の改善で上手くいくことばかりではありません。

 

よりより暮らしの場を創っていくには、定期的に振り返ることがとても重要です。

1ヶ月に1度は振り返りを行い、ルールがちゃんと守られているか?問題は解決されているか?など、確認することが大切です。

 

 

うまくいかない原因は「なぜなぜ分析」で見つけよう

もし決めたルールが守られていなかったとき「もっとちゃんとルールを守ってよ」と言うだけでは根本的な問題は解決しません。

 

ルールが守られない場合は、そのルールに問題があるのかも知れません。

改めてルールを見直すべきときです。

 

どのように見直すか。

このときにお勧めなのが「なぜなぜ分析」です🔎

 

「なぜなぜ分析」とは、問題に対して「なぜ?」という質問を5回繰り返す手法で、これをやることで根本の原因が見えてきます。

これは製造業などでよく使われる手法で、一般的に5回程繰り返しましょうと言われていますが、ご家庭でやる場合は5回までに原因が見つかることが多いです。

 

では先ほどの新聞が放置されるという問題でなぜなぜ分析してみます。

問題「リビングに新聞が乱雑に放置されている」

①なぜ放置されているの? → 読んだら読みっぱなしにするから

②なぜ読みっぱなしにするの? → 片付けるのが面倒だから

③なぜ面倒なの? → 片付ける場所がリビングにないから

④なぜリビングにないの? → 収納場所が離れたところだから

 

原因が見つかりました。

新聞の収納場所が離れたところにあって、片付けるのが面倒だからついそのまま放置してしてしまう、というのが原因だったようです。

 

すると自ずと改善策が見えてきます。

我が家では「読み終えた新聞の戻す場所をリビングに作ってしまう」という改善を行いました。

リビングなのでオシャレな収納ボックスを買って、読み終えたらすぐに戻せる場所に設置しました。

 

その結果、みんなの「面倒!」という気持ちがなくなったのか、そこに読んだらすぐに入れてくれるようになりました。

 

このように、根本的な原因を探って、そこから改善策を考えることで、改善がうまくいくようになります。

もしダメたったらまた分析です。

 

上手く行かなかったら仕組みやルールを見直そう

トヨタの有名な言葉に、「人を責めるな、仕組みを責めろ」という言葉があります。

失敗に対して人を責めても根本的な問題解決には繋がりません。

失敗には必ず理由があって、その理由を解決しなければ、また同じ問題が起こってしまうからです。

 

疑うべきは仕組みやルールの方で、なぜうまく行かないのを分析して、みんなができるように仕組みやルールを変えることが本当の問題解決です。

 

何度言っても言うことを聞いてくれない…と悩まれている方は、なぜ言うことを聞いてくれないのか?を分析して、言うことを聞いてくれる仕組みを考えてみてください。

すぐに上手くいくとは限りません。

なんども繰り返し改善することで、少しずつよりよい住まい、よりよい家族関係を作っていきます。

 

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