おはようございます♪
㈱Smile System Support の上石です(^^)/
このブログでは、最近「家庭の5S活動」について、投稿しています。
5S活動は、職場で行う「整理・整頓・清掃」の活動で、それによって職場を安全で効率的で快適な場所にしていきます。
それだけではなく、社内コミュニケーションを高め、社員の自主性を向上させ、組織を活性化するパワーを持っています。
この5S活動は職場だけではなく、家庭で取り組んでも効果があって、特に子育てにめちゃくちゃいいんです。
その家庭の5S活動について最近投稿しているのですが、今回は、なぜ家庭の5S活動が素晴らしいのか、なぜそう思うようになったのかを綴りたいと思います。
家が乱雑で家庭生活が上手くいっていなかった頃
私は前職でウエディングプランナーの仕事をしていました。
当時はとても仕事が忙しく、特に土日は朝5時出社で、帰りは午前1時というハードなスケジュール。
でもやり甲斐があって、大好きな仕事でした。
この時は家の整理整頓のことなど全く考えてもいなかったので、家は乱雑な状態になっていました。
そして、帰宅後にそんな乱雑な家の状態を見ては「次の休みこそは片付けよう」と思いつつ、休みになると疲れ果てて片付けは手につかず。
日々が続き、精神的にもだんだんとしんどくなってきてしまいました。
仕事から早く帰ってきても、家事に追われ、子供とゆっくり話をする時間もないまま、あっという間に3年。
そんなある日、ふと「私の人生、これでいいのかな?」という思いがよぎり、自分の人生をもう一度考え直すことにしました。
仕事はとても充実して満足でしたが、家庭での過ごし方は全く満足できず、心にゆとりもなく、子供ともゆっくりできず、毎日カリカリしていた気がします。
自分が独身であればそんな生活でも問題はないんですが、家族がいる今、こんな過ごし方ではきっと後になって後悔する。
「何か変えなければ!」
5S活動との出会い
そこで最初に考えたのは「仕事から早く帰れないか?」ということ。
もっと仕事を効率的にやって、早く終わらせて早く帰宅できないかと考えました。
早く仕事を終わらせるにはどうしたらいいか?
それを見直すために、まず自分の職場を俯瞰してみました。
すると一番に「職場の乱れ」が目につきました。
同じオフィスで働いている大半の人は、忙しさでデスクの上に書類が山積み。
足元にも書類が山積み。
お客様から電話で問い合わせがあると、その山積みの書類の中から資料を必死にさがしている状態。
それを見て「まずは整理整頓だ」と直感しました。
まずは自分のデスクを整理して、問い合わせに対してすぐ書類を出せるようにしたり、仕事の優先順位が分かるように書類を整頓しました。
そうやって常に整理整頓を意識して仕事をしていると、徐々に仕事がスムーズになり、残業も減ってきました。
いつしかミスもなくなり、気づけば売り上げ成績が全国で1位に。
少しずつ家庭の時間も取れるようになっていきました。
ところがここでまた問題です。
仕事がスムーズになってミスがなくなると、今度はそんな私の元に、他の社員がクレームでお客様から担当替えをして欲しいという依頼のあった案件ばかりが舞い込んでくるようになりました。
完全にクレーム処理係です。
それも頑張ってこなしていくと、今度は担当する婚礼の件数がどんどん増えて、気づけば人の倍もやるようになっていました。
早く帰れるようにと業務を効率化したのに、仕事量が増えただけの本末転倒なことに。
このままでは、また家で疲れ果てた状態が続いてしまう…
そう思い、大好きな仕事でしたが退職することにしました。
退職後「自分で何ができるだろう?」と考えた時に浮かんだのは、「この整理整頓のすばらしさを多くの人に伝えたい」ということ。
そこから整理整頓の勉強を始め、その中で『5S活動』に出会い、それを仕事をすることにしました。
5S活動って子育てにも使える!
5S活動は業務を効率化すること、職場を安全で快適にすることを目的に作業場を整理・整頓・清掃する活動です。
ところがいろんな会社様で研修しているうちに、5S活動には思った以上のすごい効果があることが分かってきました。
社員さんがどんどん自分の意見を言えるようになったり、自主的に動けるようになったり、積極的におもしろいアイデアが出せるようになったり。
社員さんの変化や成長に感動することがたくさんありました。
それを続けていくうちに、「家でも5S活動をすれば、子どもが自分で考えれて行動できるようになるのではないか?」と思うようになりました。
それをきっかけに、今まで自分だけで考えていた家の整理整頓を家族で話し合いながら進めていくことにしました。
当時は長男が中学校1年生、次男が2歳の時。
あれから7年経ち、もう長男が20歳、次男が小学校3年生。
今、子どもたちはどのように育ったか。
予想したとおり、2人とも自分で考える力を持った子に育っています。
わたしが家庭で5S活動に取り組む時に気をつけたがあります。
それは『子供たちには一切アドバイスをしないこと』。
そして『失敗しても怒らないこと』
うまくいかなかった時は「焦らずよく考えてみて!」と常に改善を考えるような言葉がけをしました。
その結果長男はというと、トラブルがあっても常に前向きで、何かに失敗してはチャレンジしてを繰り返していますが、めげることはありません。
次男はまだ泣き虫ですが、次はどうすればいいかを自分でしっかり考えれるようになっています。
私はずっと仕事が忙しくて、子どもに勉強を教えたことは一切なく、教えたのは整理整頓だけ。
今では大変なことや辛いことが起こると、部屋を整理整頓をして、心をリセットするような癖がついています。
その姿を見ると「自分たちの足でしっかり生きてくれる子に育ったな」と感じます。
5Sの素晴らしさを伝えていくことが私の使命
5S活動は職場で取り組む活動として始まったものなので(特に製造業が盛ん)、家庭で取り組むという発想はまだまだなく、一般にはまだまだ知られていません。
でも、家庭でやっても素晴らしい効果があるということがわかったので、これからどんどん広めて笑顔の家庭を増やしていきたいなと思っています!
これからも我が家で気づいたことなどを伝えていきますので、よろしくおねがいします(^^)/