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子どもの考える力を育てるには「Why?」ではなく「How」で質問しよう

おはようございます♪

㈱Smile System Supportの上石です(^^♪

 

今日は私が言葉で意識していることについて。

それは、相手に対して『なぜ?』という言葉をできる限り言わないということです。

これは仕事や子育ての中で一番意識していることです。

 

弊社の研修ではこの『なぜ?』を何度も使う「なぜなぜ分析」という講座があります。

これは問題解決の手法で、ある問題に対して「なぜ?」を5回繰り返して掘り下げていくことで、本当の原因を見つけ出す分析方法です。

 

この場合の「なぜ」は、問題に対しての質問なので問題ないのですが、人に対して使う場合は少し違います。

「なぜ」という言葉は、口語になるときつく聞こえてしまうんです。

 

「なぜ」と言われた相手は詰問と捉えてしまったり、責められていると感じてしまう可能性があります。

 

「なぜ」と聞きたい時というのは、相手に理由や目的を聞きたいときだと思います。

その理由を聞きだしたて、納得したり、改善策を考えたり、純粋にそれだけの目的であっても、相手にはきつく聞こえてしまうんです。

 

たとえば子どもに「なぜ」と質問すると、子どもは詰められているように感じて、嘘をついたりするケースもあります。

 

そこで私は、相手に理由や目的を聴きたいときは、違う言葉に置き換えるようにしています。

例えば朝の忙しい時、お母さんが「なぜもっと早く起きれないの?」「なぜもっと早く支度できないの?」と言ってしまうときがあります。

 

そんなときは、「どうやったらもっと早く起きれるようになると思う?」「どうやったらもっと支度が早くできると思う?」と必ず『考えさせる言葉』に置き変えます。

すると子ども自身はいろいろ対策を練るようになります。

 

タイミングも大事です。

朝バタバタしてるときはゆっくり聞くことも考えることもできないので、夜改めて寛いでいる時間に聞くようにしています。

 

仕事でも同じです。

企業様で行う5S活動研修では、社員さんが自社の問題の原因を追究するシーンが結構あります。

 

その時に私がダイレクトに「なぜこんなことをしたんですか?」などと聞くと、冷静に答えてくれません。

自分が責められていると感じてしまうんだと思います。

 

でも言い方を変えて「どうやったら同じ問題が起きないと思いますか?」など言葉を変えるだけで、冷静になって本音が出てきたりします。

 

私の社員研修の仕事は上辺だけの問題改善ではなく、社員さんの心の中にある問題までしっかり聞いて解決していかないと、本当の改善にはなりません。

子どもにしても、社員さんにしても詰問にならないことを常に心がけています。

 

聞き方次第で、相手の反応は本当に変わってきます。

ぜひ一度、自身の言葉を振り返ってみてください♪

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