起業・仕事日記 職場改善活動

製造業の改善には三現主義が大切。

おはようございます♪

㈱Smile System Supportの上石です(^^♪

 

今日は製造現場の改善に大切な三現主義について。

 

問題の原因やボトルネックは、机上で考えていても正しく見つけられないし、間違った判断をしてしまうこともあります。

そうならないように、まず現場に行き、現物を見て、現実の話を現場の人から聞く。

 

この「現場」「現物」「現実」を見て考え判断することを『三現主義』と言います。

 

5S研修の研修先の社員の方が「上司が全然現場の声を聞かずに改善方法を考えてしまうので困る」という相談を受けることがあります。

上司が現場の声を聞かずに決めたルールは、結局部下は守らなくなるので、また同じ問題が起こります。

 

他にも、問題やボトルネックを見つける為に、会議で上司が感じていることを上層部に伝え、それに対しての改善策を頭の中で考えて伝え、それが可決されて現場に指示として降りてくる、という流れもよく見られます。

上司の頭の中だけで考えられたものでは真因は見つけられず問題も解決しません。

 

現場、現物、現実を見ることで、真因が見つかったり、新たな気づきがあることもあります。

現場の方は一番問題に直面しているので、解決策も真剣に考えます。

 

例えば「ボトルネックは機械が古く生産能力が低いため」と判断して、「機械設備に投資をすると改善する」と安易に考える方もいます。

でも「機械設備投資=儲かる」ではありません。

外科手術的に傷口をふさぐようなことをしても何も解決になりません。

 

改善には時間がかかります。

 

ボトルネックはどんな職場にも必ず存在し、「いい」「悪い」ではありません。

大事なのは「機械を動かし続けるにはどうしたらいいか?」を全社一丸となり常に意識して考えること。

そして、上司がしっかり三現主義で考え、行動すること。

 

これができれば、本当のボトルネックが浮き彫りになってきます。

まずは、現場に行きましょう。

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