おはようございます♪
㈱Smile System Supportの上石です(^^♪
私は企業様に5S活動の研修を行なう仕事をしていて、いろんな企業様に伺っています。
依頼をくださる経営者様の悩みの大半は「社員に自主性がないこと」。
この「自主性がない」というのは、子育てについても同じ。
最近息子を育てながら、自分で考えて行動する子がかなり減ってきているなと思うときがあります。
日本には子どもに自主性を育むような教育があまりありません。
「点数」が評価基準になっているので、親もあまりそれを気にしません。
そのまま大人になってしまうと、経営者が悩む「自主性がない社員」になってしまいます。
自主性を磨くためには、自主性を発揮する機会が必要。
仕事場では、上司から指導されて業務を行うことが多いです。
ベテラン社員になるまでは、このようなやり方で業務は進んでいきます。
これは会社としては当たり前のこと。
社員も疑うことなくそれに従います。
ただ業務をこなすという視点ではこれがベストですが、業務にはトラブルや問題がつきものです。
そういったイレギュラーなことが起こったときは、社員が成長するチャンスです。
ただし成長のためは上司の力も必要です。
問題の対応を上司が常に指示をしていると、部下は成長しません。
上司は早く解決したいあまり「こういう対応をしなさい」とアドバイスしてしまいがちです。
でもそれでは、部下が指示待ちになってしまいます。
問題が発生したときに大事なのは、上司が部下に問うことです。
「どうしたらいいと思う?」「他の方法は?」「その対応をしたらどんな結果になる?」
自分で考える機会をその都度作ることがとても重要。
これは子育てでも同じです。
子どもの前に問題が起きた時、親としてアドバイスしてしまっていませんか?
アドバイスがもらえると子どもは自分で考えず、常にアドバイスを求めるようになります。
それでは子どもに考える力はつきません。
先程社員にした質問同様、子どもに対しても「どうしたらいいと思う?」など、子どもに考える時間を与えてください。
考えるのに時間がかかったり、全然的を得ていないケースもありますが、そんな時は「他には?」とどんどん聞いていきましょう。
これを進めていると、徐々に自分で考えるクセがついてきます。
うちの家でも最初子どもは「どうしたらいい?」とよく聞いてきました。
その都度「どうしたらいいと思う?」と投げ返していると、最近は息子から「ママは教えてくれへんもんな~自分で考えてみるわ」と言われます。
子供の頃から自分で考える機会を作れば、社会に出たとき、目の前のトラブルを臆せず自分で考えて行動することができるようになります。
親は安易にアドバイスをするのではなく、見守るように質問してあげてください。
必ず成長につながります。