おはようございます♪
㈱Smile System Supportの上石です(^^♪
今日は製造業の業務改善のお話。
業務改善を行うには、まずボトルネックを見つけることが大切です。
製造業のボトルネックは、似たような問題であることが多いです。
たとえば仕掛品が山積みになっている工程はないですか?
その場合ボトルネックがその工程の前後の可能性があります。
ボトルネック工程で作業に時間がかかるので、前後に仕掛品が溜まってしまうんです。
これは同じ製品のものを同じ工程で全部仕上げてから、後工程に回すという流れになっていることが多いからです。
これが起こるのは、社員が移動回数や段取り回数をできるだけ減らしたいと考えるからです。
でも、ボトルネック解消のためには、反対に移動回数を増やして、段取り回数を増やした方が解決できることがほとんどです。
ボトルネック工程で作業時間がかかっているのに、すべての品物ができてから後工程に回す流れにすると、後工程には手待ち状態や、納期に余裕がある製品を先に取り掛かる状態が起こります。
そうなるとボトルネック工程で時間のかかっていた製品が大量に後工程に流れてきても、今作っている製品があって、すぐに段取り替えするのは面倒なので、まず今作っている製品を終わらせてから、そっちに取り掛かることになります。
これが納期遅れの原因の一つです。
これを解消するためには、ボトルネック工程でできた製品はすべて終わってから流すのではなく、移動回数は増えたとしても、その都度、後工程に持っていくことが大切です。
段取り替えも時間がかかって面倒だと思ってしまいますが、その方が納期遅れを減らせる可能性があります。
改めて、ボトルネックの前後工程の製品の流れはどうなっているのかを俯瞰して、そこを改善してみましょう。