おはようございます♪
㈱Smile System Support の上石です(^^♪
前回の投稿では、「理想の暮らし」を明確にして、それに対する「現実の暮らし」とを比べ、そのギャップから問題を洗い出いだしましょうというお話をさせていただきました。
【家庭の5S】理想の暮らしと現実のギャップから問題を洗い出す
おはようございます♪ 家を建替え中の㈱Smile System Supportの上石です(^^♪ 今回は前回の「家の整理整頓を始める前に『理想の暮らし』のビジョンを明確にしましょう」とい ...
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問題点が見えてきたら、ここから「5S」を使ってその問題点を解決していきます。
5S活動を進めていくとき、正しい順序があります。
整理 → 整頓 → 清掃 → 清潔 → しつけ
必ずこの順番で行います。
今回はまずは「整理」からです。
家庭の5S活動「整理」
整理とは「要るモノ、要らないモノ、急がないモノを分けて要らないモノを徹底的に処分すること」です。
きれいに整えることではなく、要らないモノを「処分すること」がとても重要です。
「要るモノ」は日常的に使っているモノなので、判断しやすいと思います。
判断が難しいのは「急がないモノ」と「要らないモノ」です。
「急がないモノ」と「要らないモノ」の区別
「急がないモノ」は、使うけど使用頻度が低いモノ。
例えば半年に1回使用するモノや、思い出に取っておきたいモノです。
この「急がないモノ」が、いつの間にか「要らないモノ」に変わっているのに、そのまま放置されていることがあります。
「いつか使うかも…」で取ってあるものが押し入れに眠っていませんか?
この「いつか使うかも…」のほとんどのモノは、使われないことがほとんどです。
モノというのは買わなくてもいつの間にか増えていくものです。
日々届くDMだったり、誰かから貰うモノだったり。
そうやって使われないモノが知らないうちに溜まるので、家のスペースはどんどん狭くなっていってしまいます。
モノを大切にするとは、大切に「使ってあげる」ことです。
使われないモノは死んでいるのと同じです。
本当に使うモノなのかどうかしっかり見極めて、要らないモノは徹底的に処分していきましょう。
整理のコツは「整理の基準」と「保留ボックス」
そうは言っても「捨てる」という判断は、なかなかエネルギーがいるものです。
そこで、まずやってもらいたいのが「基準を決めること」です。
例えば「1年使っていないモノは処分」とか、「この棚に入りきらないモノは処分」という具合です。
自分なりの基準(負担にならない基準)を決めて、判断していきましょう。
それでも迷うことが出てきます。
その時は、ダンボール箱などで「保留ボックス」を作って、悩むモノ、今すぐは判断できないモノをどんどん入れていきます。
判断できずにずっと考えて時間を費やしてしまうと、いつまで経っても整理は終わらないし、せっかくのモチベーションも下がってしまします。
「保留箱」を使ってサクサクと整理を進めていきましょう。
そうやってテンポよく整理を進めていくと、終わる頃には最初よりも判断力がついています。
そこで一部屋終わった段階で、改めて「保留ボックス」を見直してみてください。
最初は要るかもと思ってたモノも、改めて見ると「やっぱり使わない」と判断できるようになっています。
それでも判断できなかったモノは、賞味期限(1年後の日付)を書いて保管してください。
そして1年後に開封して見直します。
中を見て1年間使用されていないモノは今後使われる可能性が低いので、判断できるモノから捨てていきましょう。
「やっぱり迷う」というモノは、また期限を1年間伸ばして翌年に判断してください。
処分の判断を困らせる「思い出の品」
整理をしていて判断に困るのが「思い出の品」です。
思い出の品は「使う」ためではなく、「記憶」や「気持ち」のために持っておくモノなので、なかなか捨てにくいものです。
でも家のスペースには限りがありますので、全てを取っておくことはできません。
ここでも基準が大事です。
例えば「思い出の品は2箱に収まる量にする」など、収納の空き状況などに応じて、ご家族で話し合ってルールを決めてください。
ルールや基準を決めることで、今後増え続けることもなくなります。
私の家の場合、思い出の品は「1人1箱で自分で管理する」というルールを決めました。
この『1人1箱』というのがポイントで、しっかりと区分けすることで「誰の思い出なのか」明確にできます。
「子どもの作品」の判断は子どもに任せましょう
子供が作品で描いた絵なども、捨てようかどうか悩みますよね。
うちでは、子どもが修了式に持って帰ってきた時、本人に「この中で一番の力作や、残しておきたい作品はある?」と聞いてみます。
だいたい毎回1枚はあります。
その作品を階段の壁に飾るようにしています。
せっかく描いた作品ですので、「思い出」で保管するのではなく、インテリアとして生かしてあげましょう。
子どもも見えるところに飾ってあると、なんだかモチベーションが上がってるみたいです♪
子供のモノでもついつい親が判断してしまうことありますよね?
親の方が「これは思い出のものだから捨てたくない」という具合に。
でも意外に子供のほうがあっさり要らないと判断できることがあります。
子どもの頃から「自分のものを自分で判断する」という習慣をつけておくと、だんだんと判断力が育ってきます。
子どもが要らないと判断しているけど、親が捨てたくないと判断した場合は、「親の思い出の品」として管理するようにしましょう。
家族としっかり話し合おう
家の整理整頓のお手伝いをさせてもらっているときに、よく聞くのが「家族が捨ててくれない」という言葉です。
奥様は捨てたいのに、旦那様が「まだ使える」と言って捨てさせてくれない…。
整理(モノを捨てること)は得意・不得意があります。
また価値基準が違うと
家庭の5S「整理」の活動まとめ
整理活動は次の手順で進めて下さい。
- 要らないモノを徹底的に処分する(基準を決める)
- 思い出の品はどれぐらいの量を持つのか収納スペースから家族でルールを決める
- 悩んだモノは「保留ボックス」へ入れていく
- 1部屋終わったら保留ボックスを見返し、改めて要らないモノを処分
- それでも判断出来なかったモノは賞味期限(来年の日付)を書いて1年間保管
- 一年後見返して処分する
整理の活動は人によっては精神的負担がかかります。
例えば整理が苦手で要らないモノが散乱している家の場合は、一気に整理を行うと精神的にとても疲れてしまうことがあります。
ムリはせず「まずはこの引き出しから」という風に、日々少しずつ進めていくようにしましょう。
明日は整理のルールについてお話したいと思います。