おはようございます♪
㈱Smile System Support の上石です(^^♪
前回の投稿では、整理の「処分のルール」について
- 「どんなモノは捨てるのか?」
- 「どのタイミングで捨てるのか?」
がポイントで、そのうちの「どんなモノは捨てるのか?」について書きました。
今回はその続きで「どのタイミングで捨てるのか?」について詳しく書いていきます。
モノを処分する理想のタイミング
5S活動における「整理」とは…
「要るモノ、要らないモノ、急がないモノを分けて要らないモノを徹底的に処分すること」
大切なのは「しっかりと処分すること」です。
さて、あなたはどんなタイミングで整理(モノの処分)を行なっていますか?
私が一般のご家庭へ整理整頓のアドバイスに伺った方に聞いてみると
- 大掃除の時
- モノがあふれだした時
という回答が多かったです。
モノが多いお家の場合で、大掃除はモノを捨てるだけで終わってしまって、掃除までたどり着けなかったという話もよく聞きます。
どちらのパターンもモノがたくさん溜まってからが整理のタイミングです。
これだとリセットしてもあっという間にまたモノが溜まってしまいます。
【モノが増えるペース > モノ減るペース】
になってしまうとモノが溜まっていくのは当然です!
モノは買っても増えますが、買わなくても増えます。
親戚から使わなくなった家電をもらったり、お祝いやプレゼントをもらったり、会社からは資料を持ち帰り、学校からは毎日プリントを持ち帰り…
そうして知らず知らずのうちにモノは増え続けます。
整理のタイミングの理想は「入った時にすぐ出す」です。
DMやチラシなどの紙類の整理のタイミング
特にDMやプリントなどの紙類は日々入ってきます。
ご家庭の整理収納のお手伝いに行かせてもらうと、ダイニングテーブルに紙類が山積みになっているお宅を見かけます。
心当たりはありませんか?
そうなってしまう原因は、ポストから取ったDMやチラシを「とりあえず」で、テーブルに置いてしまうからです。
テーブルへの「とりあえず置き」が当たり前になると、そこが定位置になって、どんどん溜まっていきます。
そして、量が増えれば増えるほど整理が面倒くさくなっていきます。
人は「面倒だなぁ…」と感じてしまうと、どんどん腰が重くなって、気合を入れないと行動できなくなります。
日々増えるDMなどを処分するタイミングは「ポストから取ってすぐ」です。
私の家では、ポストから取ったらそのままDMに目を通しながら「要る or 要らない」を分類しながら歩き、ダイニングに行く途中に設置したゴミ箱に不要なDMを捨てるというルーティンにしています。
必要な書類はとりあえず置きはせず、期限順に分けて、専用のDM収納に入れ、役目が済んだら捨てる、といった感じです。
こうして毎日入ってくるモノを、その時その時に分類して処分していくと、モノが溜まりにくくなります。
効果的!増え続けるモノを減らすタイミング
DM以外にもモノは溜まります。
そういったモノたちの整理のタイミングで、私が実践しているおすすめの方法は2つ。
- 毎朝1個モノを処分
- 月に1度、日程を決めて家族で30個モノを捨てる
この2つのルールを決めて整理をしています。
毎朝1個のモノを処分
私は毎朝バックの中を見て、要らないモノが入っていないか確認します。
この「毎朝1個処分する」というのは、自分自身の意識づけのためでもあります。
毎日続ける習慣にすることで「整理の意識」が根づいて、不要なモノに対して敏感になります。
モノが入ってきた時には、「これは要らない」という判断を無意識にできるようになっています。
月に1度、日程を決めて家族で30個モノを捨てる
「毎月30個も捨てるモノなんてないよ!」と思われるかもしれませんが、毎日意識している私でも、些細なものも含めると何かしら出てきます。
月に一度、家族みんなに「今、使っていないモノで、これからも使わなさそうなモノを持ってきて」と呼びかけます。
「いつか使うかも」と思って取ってあるモノは結構あります。
毎月、整理の日を作ることで、その「いつか使うかも」を見直す機会ができます。
家族で整理のルールを決めよう
上記の「毎朝1個捨てる」「月に1度、30個捨てる」というように、ルールを決めて整理を行っていると、モノは溜まりません。
ただ、家族みんなで実践する場合は、家族の協力が必要になります。
そこで、家族で話合ってマイルールを決めましょう。
ルールを家族で共有することで、少しずつみんなが家のことを考えてくれるようになります。
ご家庭の整理収納の相談を受ける時、よくあるのが「旦那が全然協力してくれない!」という悩み。
これで悩まれている方の多くは、奥様がルールを決められて、それをしっかりと共有せず暗黙の了解にしていることがほとんどです。
ご主人が実はそのルールに納得していなかったり、ちゃんと理解していなかったりすると、協力は得にくくなります。
そうならないために、まずはしっかりご主人と子ども達の意見を聞きながら、ルールづくりをしてください。
ルールづくりから参加すると、家族の意識も自然と変わってきます。
5S活動の本質は、「みんなでルールを決めて、決めたことをみんなで守る」ということです。
これが家族のチームワークを高め、よりよい関係づくりになり、また子ども達の教育に大きく役立ちます。
「整理」はまず家族で話し合って、
- どんなモノを捨てるのか?
- どのタイミングで捨てるのか?
のルールを決めて実践していきましょう。
次回からは整理の次の「整頓」についてお話していきます。