起業・仕事日記

気を使いすぎて勇気が出なかった私の価値観を変えた一言

こんばんわ♪

㈱Smile System Supportの上石です(^^♪

 

今日は「自分の価値観が変わった瞬間」について書こうと思います。

 

私は学生の時、東京に住んでいました。

当時、芸能人からの受注が多い洋服のお直しをしている会社でアルバイトをしていたんです。

芸能人からの依頼は指定が細いのですが、その会社はそういった指定に答えられる数少ないお直し屋でした。

 

本当に忙しい会社だったのですが、そこのオーナーは仕事において一切の妥協を許しませんでした。

その姿は若い私にとって怖くもあり、尊敬でもありました。

 

そんな職場だったので、仕事中は全く私語なども言えません。

決してピリピリしているわけではなかったけど、オーナーに話しかけるのが恐れ多い感じ。

 

その職場では好きな時に休憩をしてコーヒーでも飲んでいいいよと言われていました。

だけどコーヒーを淹れにいくには、オーナーのデスクの前を通らなければならなくて、なかなかその勇気がなくコーヒーを淹れにいくことができなかったんです。

 

そんなある日、オーナーが仕事をしている私にこう言いました。

「あなたは、私に遠慮してコーヒーを淹れに行かないんでしょ?そういう時はお互い気持ちよくwin-winになることを考えるのよ。例えば「私コーヒー淹れに行くんですが、先生も淹れてきましょうか?」とか。これだと自分も遠慮なく飲めるし、私も嬉しいでしょ」

 

18歳ぐらいだった私は「なるほどー!!」と本当に感動しました。

 

この時に「私に遠慮しないで飲んでいいよ」とだけ言われても、きっと飲みに行けなかったと思います。

でも私もオーナーもうれしいのであれば行きやすい!

 

それからは、必ずその言葉を言ってオーナーのコーヒーも淹れて飲むようになりました。

この考え方は今でも、いろんなところで使っています。

 

自分の行動のついでに人の役に立つことって結構あるんですよ。

私もついでなので、何も労力はかかりません。

 

例えば、私は展示会にもよく行くのですが、製造業の社長で忙しくていけない方がいたら、ついでに資料もらってきましょうか?とか。

この些細な一言で相手との関係はかなり変わります。

 

きっと私に信頼して研修を任せてくれている経営者様には、そこが気に入ってもらえているのかなと思うときもあります。

 

自分が何かするついでに相手のためになることもするということは、本当に素敵やなと今でも思います。

若い時の私にこんな素敵なことを教えてくれたオーナーには本当に感謝です。

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