おはようございます♪
㈱Smile System Supportの上石です(^^♪
今回は家庭の5S活動シリーズの、「整頓」の1つめのステップ「定位置」についてお伝えします。
前回の投稿で整頓には3つのステップがあるとお伝えしました。
- 定位置を決める
- 適正量を決める
- 標示をする
今日は最初の「定位置」について。
5S活動・整頓の「定位置」とは
定位置とはモノの住所を決めるということです。
何をどこに置くか、家の場合、暗黙の了解で「なんとなく」決まっていることが多いです。
そのなんとなくの定位置を決めているのは奥様というご家庭も多いのではないでしょうか?
奥様の家にいる時間が多い家庭では、自然とそうなってしまいます。
場所を決めた奥様はよく、家族がモノを元に戻してくれない、「どこにある?」といつも聞かれるという悩みを持っています。
そして片付けてもまた散らかってしまうので、イライラも溜まってしまいま。
モノの迷子が起こる大きな原因の一つは、モノの住所(定位置)を家族がちゃんと把握していないことです。
自分しか使わないモノであれば自分で決めても問題ありません。
でも、今後家族にも料理を手伝ってもらいたいとか、よく共有で使う爪切りや耳かきがすぐなくなるというようなご家庭では、家族みんなで話し合って、一つひとつのモノの定位置を決めていきましょう。
定位置の決め方
さて、この定位置ですが、決める時に注意が必要です。
モノの置き場所を決めるとき「見栄えがいいから」「ちょうどスペースが空いてたから」「おさまりがいいから」ということで決めていないでしょうか?
整頓は「いつでもだれでもすぐに取り出せるようにすること」です。
見栄えがいいからと言って不便なところに置かれてしまうと、家族は面倒くさがって戻してくれません。
まずはしっかり家族と「この耳かき、どこに置いたら一番便利でもとに戻しやすいかな?」と一緒に考えてもらうようにしましょう。
話し合いに参加してもらうだけで、「定位置に戻さなきゃ」という意識が生まれてきます。
一番ベストな定位置がすぐに分かるとは限りません。
使っていくうちに、「やっぱり使いにくいかも」と思ったり、定位置を決めたけどやっぱり戻してくれないということが起こってくることもあります。
その時は改めて話し合って、定位置を決め直しましょう。
子どもの持ち物の定位置は自分で決めさせる
子供においては『自分で決める』ということが大切です。
モノの置き場所ひとつ取っても、親がいつも決めていると、お片付けは他人事となってしまいます。
「定位置はここだからね」と言っても、返事はするけど、覚えてなくて、結局お片付けできないということが起こります。
子供に定位置を決めさせる時は「一番自分が使いやすい場所がどこか?」をしっかり考えてもらうように伝えましょう。
何も考えずに定位置を決めても、理由や信念がないので、結局どこにでもポンポンと置いてしまいます。
反対に「そこに置く理由」を自分で考えて決めると、それを自然と意識してくれるようになってきます。
親から見て「そこじゃ不便じゃない?」と思うところであってもアドバイスはせず、とりあえず子供が自分で決めた定位置で管理させましょう。
そして、数日経ってから「使い心地はどう?もっと便利になる場所はありそう?」と聞いてみましょう。
このように定期的に子供に自分で考える機会を作ると、考える習慣がついてきます。
ということとで今回は、整頓の「定位置」についてお話しましょう。
次回は適正量についてお伝えします。