起業・仕事日記

経営理念がある会社しか5S研修の依頼を受けない理由

おはようございます♪

㈱Smile System Support の上石です(^^♪

 

私は普段は『5S活動』の研修で色々な会社様を担当させていただいているんですが、研修の依頼を受ける時に「大切にしている条件」があります。

それは、「経営理念がある会社しか依頼を受けない」ということです。

 

1社だけ例外があって、理念がない会社で「どうしても5S活動でうちの会社を助けてほしい!」と言われ研修をしている所があるのですが、それ以外は基本的に受けていません。

 

 

その理由は、どんな会社にしていきたいのか?何を大切にしているのか?が、わからないと5S研修のゴールも見えないからです。

5S活動には自分で考えられる自主的な社員を育てる効果があります。

 

仮にこの5S活動を使って社員さんが育っても、その会社自体がどんな思いで、どうなっていきたいのかが明確でなければ、成長した社員さんを活かすことができません。

そのため、経営理念がないとは契約しないことにしています。

 

特例で1社だけ受けた理由は、社長の必死さが伝わったからです。

ただし、将来的に必ず理念を作ってくださいねというお約束で契約しました。

 

その会社を担当させてもらってから早1年が過ぎました。

 

その間、私からは理念の話は一切してきませんでした。

ところが昨日研修で訪問した時、その経営者様からこのように言われました。

 

「先日初めて方針会議をして、そこで考えた理念を社員に発表したんです。みんなに伝えたとき、『今まで何をしてきてたんだろう』という思いになりました」

私は社長が自主的に考えて、理念を作ったことに感動しました。

 

どんな理念であれ、自分の会社はこのような思いでやっていくんだということが決まると、それが経営の軸となります。

軸ができると経営で色んな問題が起こっても、些細なことに感じたり、目先のことに捉われなくなります。

 

私自身、経営を始めてから理念を何度も練り直して完成までに3年かかりました。

今では自分の思いをすべて表現できた理念になっています。

 

この理念ができるまではいつも目先の不安などがあり、よく泣いていた気もします。

何のためにこのビジネスをしているのか、お客様にどうなってほしいのか、それを常に意識して、心から想うことによって経営者として強くなれる気がします。

 

私がビジネスを始めたのは人の役に立ちたいという思いのみでした。

人の役に立って相手に笑顔になって欲しいという想いです。

 

私の家庭は本当に明るい家庭でした。

いつも笑いが絶えない家庭でした。

 

そんな環境で育った私が社会に出て思ったのが、辛い顔をして働いている人が多いこと。

 

私は好きな仕事しかしてこなかったので、辛いという気持ちにはなったことがありません。

そこで、もっともっとみんな自分の仕事にやりがいを持ってほしい!という想いで今5S活動の研修をさせてもらっています。

 

今私の研修を長年受けている会社の社員さんからは、「明るい職場になった」と言われることがとてもうれしく、やりがいを感じます。

私もこれからも理念に込めた思いを実践できるように日々、お客様と接していくたい!と強く思い直しました。

 

今回、理念を作ってくださった経営者様の会社がどうなっていくのか?未来が少し想像できてワクワクしました!

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